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兵庫県のsuzukiandesさんから、ダンボールインテリアを送って頂きました。
GreenLABというブログを公開されていて、そちらでも詳細な製作レポートを読むことができますよ。

さて送っていただいた作品なんですが。
む、これはもうカンペキにインテリア。こういうちゃんとしたインテリアを見せてもらうともしかしてマゴクラってインテリアと称して小物ばっかり作ってんじゃないかって反省しきり。

とはいえダンボールで大型のものを作るのってホントに難しいのです。とかく強度が。
ダンボールはイメージよりもずっと弱い材料です。こう作れば大丈夫だろうって作っても、全く保持できないこともしばしば。

そこのところを、suzukiandesさんは「ダンボールのなみなみの方向を交互にして数枚貼り付ける」手法で解決されています。そしてびっくりしたのは上の写真、スタンドミラーでは鏡を貼る部分を1枚ぶん減らして、枠と同面で収めてありますよ。つまり「貼る」構造とデザインが一致してるのです。すごい!

そもそもこの鏡、IKEAさんで壁貼り用として売られている鏡を流用されているのだそうです。
むむ、ダンボールを使って本来の目的とは違う目的で市販品を利用するってかなりの高等テクニックと思われます。きっとダンボールは生活のスキマを埋めるのに最適の素材なのでしょうね。

・苦労された点などあれば教えてください。

たくさんありますが、大きくは2点です。
(1)強度
妄想しているときと実際に作ってみたときの強度が違うのでダンボールがたわんできたりしました。
板状に切り出したダンボールを、目を交互にして数枚貼付けて合板のようにしてはいるのですが、まだ改良の余地がありそうです。後、張付ける際に塗るボンドの量がハンパなかったです。

(2)仕上げ
基本的に引越しで使った、廃棄予定のダンボールを使用しているため、仕上げが最重要ポイントなのですがペンキも紙を張るのも、なかなか綺麗にできずに今も試行錯誤中です。


(2)はマゴクラでも悩ましい問題です。マゴクラではダンボールの表面をそのまま使った作品が多いのですが、裏を返せばそれ以外の表面処理の手法が難しいからでもあるのです。

また今回、「引き出し付きのシェルフ」も写真をおくっていただきました。こちらは紙を貼って表面を仕上げた作品になっていますね。

またこんなご意見をいただきました。

ダンボールの製品があまり普及していない原因はデザインと価格だと思います
(ダンボール家具は普通の家具より高かったりするので・・・)


たしかにダンボール家具ブームと言われて久しいですが、普及しているかというと難しい現状があると思います。私たちもダンボール製品のデザインを依頼されることがありますから、耳の痛い問題です…。
きっとダンボールにはダンボールのデザインがあるのだ、と思っています。そして何より、こうやって「自分で作る」選択肢があるのはダンボールのいいところですよね。どうぞ楽しい作品を作り続けてくださいな!
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