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ダンボールインテリア生活
紙を飾ってみませんか。紙を愛でるウェイヴパネル。

ファブリックパネルと呼ばれる布を貼ったボードがありますよね。壁に飾るやつ。
では紙を使って、紙の表情や色をインテリアで見せることってできないかなあってずっと思っていたのです。
で、思いつきました!紙をウェイヴ状に固定できるパネルのシステムを。

ダンボールでフレームを組み、上から被せるように和紙を挟み込んでいます。フレームは2種類の展開図でできていて、たくさん作れば壁面すべてを埋めることもできますよ。和紙もふくめて接着は一切していませんから、後から和紙だけを差し替えることもできるのです。
今回使用した和紙は、大阪丸山雄進堂さんで扱われている厚典具雲模様染めと呼ばれるもの。青から緑に変わるグラデーションがとっても美しい和紙なのです。
雲のような水面のような、涼やかなパネルになりました。
展開図はここからダウンロードできますよ。
フレーム4連パーツ(写真いちばん左)
フレーム2連パーツ(写真の真ん中)
フレーム連結材(写真いちばん右)
四つ切を基準にした長い帯と短い帯の原寸割付図
トップの写真の大きさで、4連パーツを5本、2連パーツを5本、連結材を12本使用しています。その場合の大きさは、約W707×H550になります。
使用する紙はコシがあってウェイヴが綺麗にでる紙なら、どんなものでも使用できますよ。左図を参考に四つ切サイズ(540×380)を基準にして、長い帯と短い帯を必要な本数だけ切断してください。帯の左右20mmはフレームへの差込みのため折り曲げておきます。
左図の割付けだとちょうど下の図のような、4連パーツ3本、連結パーツ4本でできるW約375×H360のほぼ正方形のフレームに使える紙の量となります。
●フレーム4連パーツのつくりかた
(2連パーツは半分の大きさになっただけで作り方は同じ)

材料:厚み1.5mmのダンボール

コチラを参考にダンボールに型紙を貼り、切断し、折り曲げまでをすませてください。それが左の写真です。必要な本数だけ用意します。
展開図はダンボールの裏面に貼ることを想定して、すべて裏面のデータとなっています。左の写真で向きを確認してください。
一番上と下につながったそれぞれ2枚のハネがあります。
その内側に独立した2枚のハネがそれぞれあります。
真ん中の列には4箇所の差込みがあります。

まずはいちばん外側にあるハネを内側に折り込みます。
そのあとそのハネに被せるように、内側のハネを折り込みます。
内側のハネは奥まで押し込むと、外側のハネにカチッとロックされるように加工してありますよ。
この状態でひっくり返すと、左の写真のようになっています。

この状態で四箇所の差込みをそれぞれしっかりはめ込むと、全体が固定されます。
しっかり差し込むと左の写真のようになります。これで1本完成。必要なだけ作成してください。
●フレーム連結材のつくりかた

材料:厚み1.5mmのダンボール

フレームと同じように、切って折り目をつけた状態が左の写真です。これも必要なだけ用意してください。
小口(フタ)を内側に折り込んでから、三箇所の差込みをそれぞれしっかり奥まではめ込んで下さい。これで完成です。必要な本数を製作してください。

すべての本数が揃ったら、いよいよ全体の組み立てです。
それぞれのパーツをはめ込みます。2連、4連パーツを連結材でつないでいきますが、フレームパーツの凸凹が隣同士で逆になるようにつないでいきます。というかそうなるようにしかつなぐことができないようになっているので大丈夫。

ちなみに連結材にあけてある半円の穴は、壁にピンで固定するためのものですよ。落下の危険が無いように、しっかりとしたピンで壁に固定してください。
あとはフレーム材のミゾに、切断した紙の帯を差し込んでいけば完成です。差し込むだけで固定できるように設計してありますが、ユルくなってきたら接着して固定してくださいな。

一段ずつ紙の色を変えたり、はたまた全体を縦使いにしてもまた違った雰囲気になりますよ。
たくさん作るのはちょいと大変なのですが、ぜひチャレンジしてみてくださいな。
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